2010年8月9日月曜日

世田谷の住宅 施工図

身辺が何かと忙しくなってきたためブログ更新が遅れてしまいました。

今日は施工図のチェック。この施工図のチェックも工事監理業務の一つです。

施工図とは設計図をもとに実際に物の制作や施工をするために、各部分を取り上げて詳細に書かれた図面です。

この世田谷の住宅でいえば、鉄筋コンクリートの部分だけの図面、木の構造体だけの図面、制作建具の詳細図面、鉄骨階段の図面、電気系統の図面、給排水系統の図面、などなどです。

この施工図のチェック、実は建物の性能とデザインを大きく左右します。


施工図として作成されない部分で、デザイン的に重要な所の納まりは、職人さんの理解が円滑に行くように詳細のイラスト等を描いて現場監督や職人さんと検討する事もあります。


カッコイイ建物と思える建物はこの施工図のチェックや詳細検討にも、ものすごく時間をかけているといっても過言ではないかもしれません。

言い方は悪いですが、施工者任せにしていると、作りやすい方向にいってしまうので、大味な納まりやデザインになりがちです。


”デザインはディテール(詳細)に宿る”という言葉もあります。

施工図のチェックは最終の設計として捉え、建物の性能やデザイン上重要なことです。

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