設備とは電気設備、給排水設備、空調換気設備に大別されます。
いずれもビル物などの規模が中くらいから大きな建物については、電気屋さんや給排水屋さんが設計図を元に施工図というものを作成して設計者の承認を得て工事にとりかかります。
しかし一般的に住宅規模では施工図が造られることはありませんが、このたびの現場では天井裏や床下の余裕のある空間が少ないため、配管や配線スペースを事前検討するために施工図を作成して事前検討を繰り返しての工事としています。
また、施工図を作成して残すということは数年後の設備機器の追加などを容易に出来るメリットもあります。
というのも鉄筋コンクリートや鉄骨造と違い、木造は柱や梁に簡単に穴が開けられます。構造的な欠陥が出ないように、事前に配管や配線ルートと穴を空けていいとこ悪いとこ、天井裏の確保のための天井高の微妙な調整などを検討、マスの位置の検討などをします。
設備は工事自体は短いものの、工事最初の配管配線から最後の器具の設置まで、全体工程から見ると長く長期的なものであり、床や壁などを隠蔽した後の不具合は原因発見にかかる時間と手直しに多大な時間を要します。
変なとこに穴を空けていないか、排水管の勾配はしっかりとられているか、詰まりやすい構造になっていないかなどを確認していきます。
工事進捗に合わせ、随時監理する必要があります。
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