さて、世田谷の住宅の外壁編。
外壁はガルバリウム鋼板の外壁です。ガルバリウム鋼板は住宅を建てた人は聞いた事あるかもしれません。アルミ亜鉛合金メッキ鋼鈑というのが正式名称で、一昔前のトタンが亜鉛メッキ鋼板。つまりアルミが加わった事により、大幅に耐久性がUPしたので使いやすくなりました。
また、ガルバリウム鋼板は昨年から各メーカーが標準仕様で遮熱塗装としたために、またまた使いやすくなりました。
監理上重要になってくるのは端部やコーナーのおさめ方、釘打ち部の確認、サッシとの取合い、雨仕舞(雨水が建物に入らないようにすること)です。
この一文字葺きは一般的には銅板で施行することが普及していましたが、現在ではガルバリウム鋼板やチタン鋼板でも施工する事が増えてきた工法です。手作業なので人件費が高い工法です。
安価にするために工場で人工的に作られた簡単に出来るフェイクの一文字葺きも多いですが、端部のおさまりがカッコ悪いんで悩んでいましたが、施工会社の人脈と努力で手作業の一文字葺きとなりました。ローコスト住宅なのにアリガタヤです。
施工する板金屋さんは創業98年の老舗のようですが、板金屋曰く「使いやすい道具や簡単に張れる鋼板の登場で、それしか知らない若手だけでは出来ない。手作業の一文字葺きは若手に年配の職人の指導が出来る機会なんでこういう工事したいんですよ。一文字葺きの工事はまだまだ少なくて・・・」やはり好き者。アリガタヤ。。
こちらも教えてもらう事も多く、実に板金屋さんと3回も打ち合わせての施工としています。
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