昨日の晩に地球に帰ってきた 小惑星探査機 はやぶさ。
大々的にニュースになっている通り、新しい技術をテストしながら、惑星イトカワの地表試料を持ち帰ることが大きなミッションです。普通ではミッション断念となる幾つものトラブルや困難にあいながら3年遅れの7年の月日をかけて約60億キロの奇跡の旅。満身創痍になりながら地球に帰還を果たし、採取された可能性のある惑星サンプルの入ったカプセルを地球に放出、はやぶさは役目を終え大気圏で燃え尽きる。
悲しい結末ながらも美しい最後で感情移入してグッときてしまいます。
そして最後のラストショット
最後に地球を見せてあげたいという宇宙機構の方々が予定外の撮影として、2時間かけて姿勢を制御し省エネのために切っていたカメラを再起動して撮影をしたそうです。
写真の構図や宇宙に浮かび上がる地球が美しすぎます。地球の下の白い部分は途中で通信が途絶えて解析出来なかった部分とか。もはや、はやぶさが人のように感情を持っているように思えて泣けてきます。
はやぶさの奇跡を支えたのは技術陣。様々なトラブルに対応する想定をしてはやぶさを設計し、最後まで諦めない努力には頭が下がります。
分野は違えど僕も一端の技術屋。
設計事務所といえば建築デザイナーでデザインだけをするとの印象を持たれますが、建築士は根本的に生命と財産を守るための建築技術屋です。限られたコストの中で地震・風雨・日照・地盤・騒音・火災などの様ざまな事に設計技術で立ち向かっているのです。
同じ技術屋として新しい技術に対する挑戦、様々なことを想定した設計、最後まで諦めない姿勢を見習いたいです。
放出したカプセルに何か入っていればいいなぁ。
映画?も見たくなってきた。
HAYABUSA -BACK TO THE EARTH
2010年6月14日月曜日
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