2010年8月12日木曜日

景観を壊すもの

景観を壊すもので代表的な物の一つは看板。

ビル上にある看板、ビルから突き出た看板、交差点にある看板群。
香港のように看板が都市のアイデンティティーになっている例もある。
すべての看板がいけないとはこれっぽっちも思わないが、中国と違って元々派手な色を使わない日本の景観。景観を壊している事が多い。


センスの悪い看板はなおさらである。


ある事に気付く。

郊外に行けば看板のほとんどは病院じゃないか。。。しかも結構派手。
田舎の経済格差は顕著である。

主要幹線道路沿いには店舗の上や敷地内に大きな看板。
一応「屋外広告物条例」なる条例によって大きさ等の規制がどの地域でも制定されているけど、某紳士服系の店や本屋等でとんでもない大きさの看板を良く見る。これは条例を上手?に、あるいは規制の穴をついた産物である。
ある意味、目の暴力。

また、残念な事に看板のデザインをする方にも景観への配慮という意識が欠落している。景観への配慮を考えれば考えるほど仕事が出来なくなるので仕方のない事かもしれない。
設置する方の景観に対する倫理観で話すより、規制の仕方が日本は下手なんだと解釈する方が手っ取り早い。

建築の設計過程でも看板の設置位置を決める作業も物件によってはあります。
店舗オーナー、コンサルタントや設計者の中で店舗は目立つが勝ち。という人が多いのは事実。違和感を感じながら仕事をした事があるのも事実。

ド派手な看板が乱立する時代。
そろそろ少数派になって、別の方法で集客を考えた方がよくないですか?

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