2010年6月24日木曜日

世田谷の住宅 地下の様子

地下室と一階のコンクリート床を支えていた仮設の柱がコンクリート打ちから4週間たって取れました。


やはり地下、かなり涼しいです。
プライベートスタジオになる場所です。

消音のために限られてたコストで出来る対策を設計上で考えています。
スタジオから出る音に対する遮音、外部からスタジオに入る音の遮音等の空気伝播音、建物本体に伝わる個体伝播音などに対応します。

空気伝播音の対策としては換気系統に対する対策をします。
対策のひとつにマフラーを使用しています。車についているサイレンサーと同じ構造です。


また音をダクト(空気の通り道)に当てて遮音していく事もひとつの対策。
ダクトをこれでもか!という位、うねうねさせて遮音ボックスを付けて遮音させることができれば一番いいのですがなにせコストがものすごい上がってしまいます。
ローコストがひとつのテーマになっているこの住宅では結構厳しい。
後でも出来る遮音対策を提案して、現場でなるべくダクトを蛇行して取り付けるようにしてもらいます。


地下の階段の部分には狙い通りトップライトと2階の窓から吹き抜けを通じ、光が入っています。

いい感じです。

実際には壁が立ちますが、昼か夜か分からないと辛いので防音の窓を2箇所設けており、音楽作りにスタジオにこもる施主の精神的負担の軽減を考えています。


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