ヘリット・トーマス・リートフェルト
どこかの服のブランドではありません。
故人ですがオランダの建築家の名前です。元は家具職人です。
”赤と青の椅子”という有名な椅子をデザインした人でも知られます。
僕が建築設計の道を目指したきっかけのひとつはこの人の作品を見た衝撃からです。
学生の時に建築の勉強をしていた時には実際建築にはあまり興味がありませんでした。
建築の分野に進んだのも中学の先生が「三山くんは細かく絵をかくの好きだから建築家向きよね〜」なんて一言で将来は建築の勉強をしてみようかなと決めた程度でした。
いざ大学に進むとコルビジェや安藤忠雄すら知らなかった僕は、周りに建築オタクの子たちが建築談義をしているのを聞いて引きまくった記憶があります。
その学生時代の最後の方に、あることがきっかけでこの人のシュレーダー邸というものを目にすることになります。
なんだこれは!
あまりのカッコよさに衝撃をうけてしましました。
原色の赤、黄、青を使いながらのデザイン。
赤、黄、青の色を見事に使いこなすのは、僕はリートフェルトとガンダムしか知りません。
しかも都市景観との調和が取れている。
建物のデザインもさることながらこのシュレーダー邸はびっくり建物でも有名でした。
家の中にものを運ぶリフトがあったり、からくり扉があったり。家具職人ならではのアイデアも満載です。
しかもそのシュレーダー邸が出来たのは1924年。
本当に凄いデザインは陳腐化しない。これは凄い。
直線を見事に使いこなすというのは結構難しく、その使いこなしと様々なアイデアにしばらく作品に見入ってしまいました。
実はこのシュレーダー邸は建築を勉強している人なら授業で習う建物でした。
いや真面目に勉強しておけばよかった。授業で習った記憶なし。
久々にこのブログを書くためにネットで調べてみたらいつの間にか世界遺産に登録されていました。勉強不足でした。住宅が世界遺産なんてへんな感じですが。
見学出来るみたいなので、オランダに行かれる方はぜひ見にいってください。
2010年6月28日月曜日
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