2010年7月24日土曜日

ビアガーデン

昨日新宿のビアガーデンへ時間の取れた自営仲間と共に行ってきました。

予約が取れなかったために、5時には現場に入る。
金曜とはいえ、こんなド平日に5時からビールを飲むなんて自営業者の極みか・・。



場所は新宿駅ビルのルミネエストの屋上。
暑い日が続く近日。ビールは最高にうまい!

ビルの屋上を使ってのビアガーデン。屋上の有効利用としては最適です。

屋上の有効利用と言えば、近年では都市の屋上緑化が加速しています。屋上を緑化すると、建物最上階の熱を抑えられ、都市の温暖化の軽減、緑の精神的やすらぎ、生態系の復活などが期待出来ます。
また、畑にして貸し出すことによって、屋上が新たな収益を得る場所になるとして注目されています。

建物が建つことでソコにあるべきだった大地と緑をそのまま屋上に置換するという、土地に敬意を表す行為と言えます。

結構いいことだらけの屋上緑化。すでに建っているビルにもっともっと屋上緑化を進めりゃいいじゃん!と思いたいのですがそう簡単にはいきません。

屋上緑化が注目され始めたのはここ数年前の話で、一昔前は屋上にはせいぜい設備機器や雪が降り積もる位の荷重しかないとの想定で建物の構造強度が決められています。

屋上緑化に不可欠の土と水。結構な重さとなるので、昔の建物の屋上想定荷重で建てられた建物では耐えられないのです。
また、木の根などが建物のヒビ割れから入りこんで、漏水の危険や建物の強度を著しく劣化させるのを防ぐ措置も必要になります。
ビルの持ち主から見れば、管理に金も当然かかるし、現実的にはリスクが小さくないためにそんなに進んでないのが現状です。

しかし世の中が環境無くして成り立たない昨今。屋上緑化推進は加速すると思うし、すべきだと思う。
既存の建物に使えるように、軽量土の開発など屋上緑化の技術に各メーカーがこぞって開発を進めています。
ビルの新築の場合、予算の関係から屋上緑化をしない場合や施主が緑化を望まなくても、いずれ屋上緑化が出来るように荷重をみて設計するようにしています。当然ちょっぴり予算は上がりますが、施主の希望がなくても都市の一部を設計するものとしてコソッと設計に組み込みこんでしまいます。


ビアガーデンは概ね9月末まで。近くにビアガーデンのある人はレッツラゴー(死語)です!


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