はや師走

いつの間にか11月も終わり、残り一ヶ月となってしまいました。

現在は事務所でこつこつと建物の計画と関係所管周り。
計画は描いてはボツ、描いてはボツと結構生産的ではありませんが、致し方なし。
やっぱりいいものつくりたいし。

ただ事務所に居てばかりでは考えがなかなか柔らかくならないので時々散歩や喫茶店に出かけたりもする。
それでもいいアイデアが出ない時はしばらくほったらかしにしておく。

これが以外と自然に考えを整理している事になっててなんで気がつかなかった！という事が生まれてくる事があります。

また、逆もあります。
サッとかけてしまったプランは何日か寝かしておいて、再び見る。
ここで違和感を感じたらボツ。

という繰り返しです。

もの作りは何でもそうだとは思っているのですが、作っている最中にこりゃダメだ！とおもってもとりあえず最後までダメはダメなりに作ってみる。そうして小さな発見をする。20代でこれを学んだ。

やたらと時間がかかるので才能ないなぁと思っているのですが、知り合いの著名な建築家と雑談しても同じらしい。これは建物の大小あまり関係なく、時間をかけなければ分からない事もある。

という事で設計事務所は一般的に不夜城である事が普通。
40歳、50歳の人でも普通に徹夜している。

みんな努力してんだなぁ。と思いながら徹夜の際は自分を鼓舞。

なんだかよくわからない内容になってしまいましたが明日からは12月。
昨年の末に事務所を開設してはや1年が過ぎてしまいした。

今年も残り1ヶ月。気合い入れ直しです。

草津

久々のブログ更新です。ちょっとブログ更新が遅れてしまいました。
忙しい時になると更新が遅れるので、反省。

そんな中先週の連休を使ってちょこっと草津温泉まで行ってきました。

草津よいとこ〜で知られる草津。
有名な温泉街で歴史が古いので湯布院のようにさびれた感じ＆風俗街だったらいやだなと思っていたのですが、こじんまりとしてなかなか素敵な温泉街でした。観光地は地域全体としての計画や規制、観光地としての戦略が重要です。そんな中草津温泉は頑張ってる雰囲気を感じました。

有名な湯畑です。

歩道には瓦が敷き詰められています。湯畑は業界的に有名な象設計集団による改修が行われています。この瓦歩道はその時に創られたものだそうです。歩道だけではなく、ヨウ壁にも敷き詰められておりなかなか圧巻です。

不覚にも写真を取り忘れました。

唯一誤算だったのは、草津温泉は強烈に熱いこと。

そもそも風呂嫌いの僕としては風呂に入るのにめんどくさいと思っているのですが、めんどくさい上に熱いことが堪え難くほとんど温泉に入っていない。

いやなんの為に行ったのか。。雰囲気です。。

一応旅館に置いてある定番の木製パズルに初挑戦して全12パターンを45分でコンプリート。

以外に苦戦。

あと、朝風呂は男女の風呂が入れ替わりになっていました。朝風呂の男風呂通路で帰りにすれ違ったおばちゃんがいまだ気になる。前日夜は女風呂だったので勘違いしたのかも。僕以外の人は入っていなかったので、このまま間違えて入ったりしてたら。。言ってあげたら良かったと後悔。後悔はするものではないですね。

旅館の上からみた風景。
柿と大根の葉を干しています。こんな風景イカす。

攻撃的なもの

アイデアが行き詰まりそうな時は散歩に限ります。
計画中の建物アイデアが75％くらいからなかなか進まない。

という事で役所回りついでに散歩に出かける。

建築はいろいろな法律や条例が絡むので、事前に役所回りを結構行います。
建築予定地に絡む地域の各種制限の確認の他、計画している建物が法の趣旨に沿っているか、あるいは解釈が正しいかを行政と話し合います。

法律の明文規定はよくあるケースの単純形状を想定しています。面白いデザインや変わった空間を計画すると法解釈が難しくなってくるので、建物の用途・形や空間・構造等、法的なものを詰めていくのです。

スポーツにルールがあるように建物を建てるにも一定のルールがある中で、ファインプレーが出来るようにデザインを考えて行くのです。

そして行政と協議する時は業界的にはなぜか、戦いに行くと言ったりします。僕の回りだけかもしれませんが。

で、散歩帰りでこんなものを発見！

樋に注目です。
かなり攻撃的なものがついてます。

泥棒対策のトゲ付き樋。いやこれはどうかなと。。。
かなり威嚇してます。

なぜか忍者を想像するのは僕だけでしょうか。忍者対策。

戦闘準備ＯＫです。ついでにマキビシを撒きたい気持ちになりました。
にんにん。

アロマ

最近アロマを始めました。
無印でアロマポットを購入。

基本的には無臭がいいのですが、たまにはアロマの香りもいいかなと。

女子生活ですが、寝る前にオススメです。

キャンドルの光でも癒されます。
普段の生活は照明ですが、火の光による雰囲気づくりで随分と空間の感じかたが変わります。

現在の僕の癒しアイテムはこのアロマとひこにゃん鑑賞。

あきやすい性格なのでいつまで続くか分かりませんが。。

おさまり

今日は打合せで目黒に行って帰りに乃木坂へ。
この乃木坂の地下鉄駅通路にいつも気になるおさまりがある。

どこがおかしいか分かりますか？

タイル目地と扉が合ってない！
一見扉が曲がっているように見えますが、実はそうではありません。
通路が緩やかなスロープになっており、タイルはスロープなりに平行に貼られています。
扉はまっすぐにしないと開かない不具合が出るのでまっすぐに。

で、こうなったとみられる。極めてブサイク。

おそらく事前検討が足らなかったものと思われます。
分かっていればそれなりの対処が出来ると思われます。

たかが通路の扉ですが、違和感というものにはすぐに目が行きます。
職人も違和感を感じながらの工事だったのでしょう。

このようなちょっとした難課題”おさまり”をいかに美しく見せるかが設計者、施工者、職人の腕の見せ所の一つ。
扉左の小さいタイル貼りもタイル職人の腕の見せ所ですが．．．